始まり。(ナイトメア編)
私がナイトメアにハマったきっかけ。
それは2014年6月TO BEツアーファイナル国際フォーラム。
いや、これは初めて行ったワンマンライブであって、その前に…。
氣志團万博ですっかりフルフェイスの虜となってしまった私は、当然の如く(?)柩さんも気になる存在となり始めた。
そんな折、奇しくも翌月に柩さんのソロプロジェクト「GREMLINS」の握手会が開催されることを知り、
(柩さん単体なら…行ってみようかな)
CDを購入、握手会参加券をゲットした。
迎えた握手会当日。
握手会というイベントに行く事自体が人生初という事もあり、待機中から緊張しっぱなしだった。
(どうしよう、どうしよう、何喋ろう?!!いや、そもそも話す時間とかあるのかな…?!!)
そうこうしてる間に柩さんとKNZさんの姿が見えるまでに順番が近づいてきた。
自分の前の人が少し長めに話してスタッフさんに引きはがされているのを目にして、
(わーわー!!!もう前の人で結構時間かかったから私の時間そんなにないよね??!迷惑かけないようにしないと…!!!)
などと思ってしまったら緊張がMAX、頭が真っ白に。
そのままKNZさんと握手。
次いで柩さんと握手。
私「、、、!、、、!!!(言葉が出てこない)」
柩「ありがとうございました!(目を見て、ニコッ)」
私「、、、!!!(必死で頷く)」
(柩さん、やさしい〜〜〜〜〜〜泣!!!!)
この日を境に柩さんにもハマリ、年末は仙台貨物ライブ、年が明けてからはGREMLINSのインストアイベント、ライブに行き…しかし、ここまでしていながらまだナイトメアは聞いていなかった。
正直、長い間ヴィジュアル系から離れていたこともあってか、V系のヴィジュアルと独特の歌い方にどうも抵抗があった。
そうは言いながらもやはりナイトメアの存在は気になる。
仙台貨物とアレだし…などと思いながら彼らへの興味の糸口を探す。
某動画サイトで彼らの関連動画を観ているうちに、「極東乱心天国」「東京傷年」が良いなと思うようになり、何度も聴くようになった。
また、彼らの持つニコ生番組「爆烈ナイトメア」が面白い!さすがあの千葉さんの兄弟。V系の見た目だけでは分からない彼らの魅力を感じることが出来るのと、普通に面白かったので、毎月観るようになった。
こうしてナイトメアとV系に対する抵抗感が徐々になくなっていき、6月にはTO BEツアーのファイナル国際フォーラムのライブに行ってみようかなと思うようになっていた。
(V系のライブってこわそうだけど、ホールなら大丈夫だよね…)
Twitterのフォロワーさんに
「ナイトメアのライブ、すごくいいですよ!」
と言ってもらえたのに背中を押されて、意を決してナイトメアのワンマンライブに行く事に…!!
迎えたライブ当日、終演後の感想。
(ナイトメアのライブ…、すごく良かった!!!正直、観る前は“仙台貨物と比べたらあの面白い部分がなくてライブだけか~”とか思ってたんだけど…全然っ、満足!!演奏も歌もすごく上手くてかっこよくて見入っちゃった。こわいことも何もなかった!今度はもっと曲覚えて来たい!!)
来て良かった。
やっぱりバンドはライブだなあ、と改めて実感した。
またまた奇しくも翌月の7月、BUCK-TICKをフェスに出演させ、仙台貨物に出会わせてくれた恩人、いや恩バンドの氣志團がナイトメアと対バンをするとのこと…これは、行くしかない!!
(今度はライブハウスだけど、対バンだし、そんなむちゃくちゃなことはないよね…)※我ながらどれだけV系ファンを恐れていたのか。
迎えたライブ当日。
対バンと言えども初めてのV系バンドのライブハウス。
ドキドキしながら会場に入ると、人と人との間に程よくスペースがあることに気付く。
私がこれまで経験してきたライブハウスでのライブといえば、ぎゅうぎゅう詰めで隙間を縫って前に行くようなものばかりだったし、V系のライブはきっとその上を行く激しさなんだろうな…と勝手に想像して覚悟していたので、これにはちょっとほうっとなった。
そして、暗転してSEがかかっても押しがない…!
(V系ファン、お行儀がいい…!?)
少しずつV系とファンに対する見方が変わっていった。
直後、スペースの意味を体感することになる。
1曲目「My name is ”SCUMS”」
―ジャッジャッジャッジャ…、ジャッ・ジャッ・ジャッ、ジャッ・ジャッ・ジャッ、ジャ、ジャ…
小気味よいギターのイントロが始まり、そこにベースとドラムも合わさったと思った瞬間、すごい光景が目の前に広がった。
(!!!!!!!!!!!)
目の前のお客さんたちが一斉にヘドバンをし始めた。
髪の波がまるで夜の海のよう…!!!
(すっ、すごーーーーーーーーい!!!!!)
ホールの時にはそこまで思わなかったのだけども、ライブハウスだと客席一帯がヘドバンで埋めつくされているように見え、その様子は圧巻だった。
(このためのスペースだったのか…!!!)
この日は対バンということもあってか、新参者の私でも一貫して楽しめるノリのいいセトリだった。何といってもお気に入りの「極東乱心天国」を生で聴けたことに感激した。
(ナイトメア、いいっ!!ライブ楽しい!!!)
ライブとヘドバンの楽しさに魅了され、気付けばナイトメアが気になる存在…と言うか、好きになっていた。
その後、一応1か月ほど自分の中で葛藤しつつも、
(ナイトメアだけ!別にV系を好きになった訳じゃないから!!)
と誰に対するでもない言い訳をして、ついにナイトメアのファンクラブに入会。
何と言っても「ファンクラブ会員チケット優先販売」、この特典だけでも入る価値があると思った。
忘れていた…というか、また味わうことが出来ていることにひたすら感動を覚えている、バンドの一挙一動にドキドキさせられるこの感覚。
BUCK-TICK、仙台貨物、ナイトメア。ありがとう。
そして結局、V系もちょっと気になっている…(笑)